いよいよ黒部を経つ日がやって来た。
寝付けない日が続いていたため、最初は入る予定じゃなかったけど、結局覚悟を決めて、チビ達との思い出作りをするために、午前中から黒部市民プールに出陣。
オープンは9時からだと思っていたのだが、10時からだったので、入り口で待ちぼうけ。 それでもアイスを食べたり、表にあった噴水の所で一緒に遊んだりして、思ったよりも時は早く流れた。
プールは温水。 鈍りきった自分にプールはきついだろうと思っていたけど、自分で予想していたよりも体が軽かった。
帰りの運転を年老いた親父に任せる訳にはいかないから、体力を温存しようと思っていたのだが、なんだかんだとチビ達とはしゃいで遊んでしまった。
プールには自分の母親も参戦。 普段から運動不足を気にしていた母親は、張り切って水中歩行などしていた。 が・・・ 小学校4年生未満は入れないプールで母親と悠里が、もうひとつの浅い方のプールで自分と沙耶が、と、別れて行動をしていたら、ふと気付くと母親がプールサイドで横に倒れ、監視員のお姉さんに保護されているじゃないか!
まさかペースメーカーが止まったんじゃないかと青ざめたが、どうやら単に足がつっただけだったので、一安心。 急に運動したって、体力がすぐにつくわけでもないのに無理するからだよ、あービックリした。
東京まで帰らなければならないわけだし、そんなこんなでプールも午前中一杯とちょっとで引き揚げ。 最後の晩餐ならぬ最後の一緒の昼ご飯へと向かう。
行き先は国道8号線沿いの回転寿司。 前回の父兄参観の時、沙耶と一緒に来て、沙耶が甘エビばかり13皿も平らげたと言う、伝説?のお店だ。
しかし、本当にここの寿司ネタは旨い。 お値段もそれなりにはするのだが、東京の回転寿司では考えられないほど旨い。 自分も大好物の「えんがわ」を何皿食べたか解らない。 が、それ以上にチビ達の食う事食う事。
特に沙耶の食欲と、そのスピードには驚かされる。 本当に噛んでいるのか?と思う程のスピードで見る見る積み重なって行く皿。
お義母さんを交えて、一同舌鼓を打ち、大満足。 そして・・・例によって沙耶は満腹によるオネムちゃん。
・・・・・
そして、現地解散。 名残り惜しさが込み上げて来るが、ぐっと我慢。 とにかく笑顔でいる事を自分に言い聞かせ、悠里と沙耶に別れを告げる。
余りの眠さにクニャクニャしてる沙耶の一言。 「沙耶もやっぱり東京に遊びに行こうかな」 キツカッタ。
でも、東京に帰れば色んな重たい現実が待っている。 別れは辛いけど、お義母さんの車とウチの車とにそれぞれが乗り込む。
先に出発したチビ達のクルマ。 見えなくなるまで、手を振った。 チビ達も手を振っていた。
さて。
そして帰京の道に。 帰りの道すがら、胸の痛くなる台詞を何度も言われたが、もう、自分の現実が何も許してくれない。
平日だと言うのに、途中少々渋滞していた。 しかし、無事八王子の実家に到着。
そして、調布への帰り際。 あれ持ってけコレ持ってけと、色々食べ物を渡そうとする両親。有難いよね。
でも、お陰で、暗がりの玄関前の階段で思いっきりこけて、膝をすりむいてしまった。 履いていたズボンも穴あき。
平静でいたつもりだったけど、やっぱどこかで気分が座ってなかったのかな?
ともあれ、渡された土産物をバイクの後ろにくくりつけ、無事帰宅。
数時間前まで、黒部に居た自分が信じられないなと思いながらこの日記を書いています。
次に会う時、悠里はもう中学生かな。 また、あの優しい目で俺を真っ直ぐ見つめてくれるかな? |
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