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旅:番外編1 悠里への手紙 2007年08月07日(火)

悠里へ

早いもので、もうすぐ悠里も中学生だね。
パパとママがりこんしてから、もうすぐ5年が経ちます。
悠里が調布の小学校の入学式に行った日の事を、パパは今でも
良く覚えています。
どんどん成長していく悠里と沙耶の姿を見ると、パパはとっても
ふくざつな気持ちになるよ。
パパの心の中の時計は5年前からあんまり進んでいないの
かな? いつまで経っても、パパの中の悠里は小さい時の姿の
ままなのに、いつの間にか悠里はママの身長も追い越してしまった
んだね。
いつか悠里がもっともっと大人になって、けっこんして子供が
出来たら、パパの気持ちを分かってもらえるかな?
親にとって、子供は本当に大事な宝物なんだよ。
離れて暮らしていても、パパは1日だって悠里と沙耶の事を

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忘れた事はないよ。
パパは病気になってから、とってもおくびょうな人になっちゃったよ。
悠里や沙耶が、パパの事をうらんでないか、心配でたまらない。
でもね、パパの事を見つめる悠里の目がとっても優しくて、
パパは本当にうれしいんだ。すごく安心するよ。
ちょっと恥ずかしいけど、まるで恋人と見つめ合ってる様な目を
してくれる悠里が、パパは本当に大好きだよ。
淋しい思いをさせちゃったパパの事を許してくれている様な、
そういう気持ちにさせてくれる。
そして、安心するんだ。悠里はパパがそばに居なくても、本当に
まっすぐに育ってくれている事が、目を見ると解るんだよ。
みんなが調布の家から居なくなって、パパは真夜中に大声で
泣いた事が何度もあったんだ。
そんなパパを優しい目で見てくれると、パパの気持ちは、
本当にラクになるよ。

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悠里と沙耶が子供に産まれて来てくれた事を、パパは
心から神様に感謝しています。

多分、今年中にパパは調布の家から出て行かなくちゃいけない
事になると思います。
みんなとの思い出の場所を失ってしまうのは、本当に辛い事
だけど、パパは一生、絶対に思いでを忘れないよ。

いつも遠くから、みんなの事を想っています。
どうか、ケガや事故、病気をしない様に、心から祈って
います。

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