|
■ 心を曇らせること
|
2009年05月20日(水) |
沙耶に誕生日プレゼントのリクエストを聞くために、チビ達のところに電話した。 欲しいものはソニーのウォークマンとお小遣いをうんとだそうだ。
そんな話を聞きだしたまでは良かったのだが、電話を悠里や母親と交代し、沙耶が最近バレーボールに行っていない事を知った。
理由は単純で、金銭的にきついからだという。 沙耶の所属するバレーボールチームは、全国大会に出場するほどの強豪チームだ。 週末になると、バスをチャーターしては県外遠征に行き、名門チームとの練習試合を繰り返している。 この費用が毎週12,000円にもなるそうで、ただでさえきつい家計を援助してくれていた義祖母がついに根を上げたそうなのだ。
聞けば、遠征の後、疲れのあまり宿題が出来ず、月曜日に学校を休んでしまうこともしばしばだったそうで、学校の教頭先生自らが自宅まで迎えに来たこともあるらしい。 そういう沙耶に義祖母が怒り、愛想をつかしたらしいのだが、まあ、悠里も所属していたころからずーっとお金を捻出し続けてきたことに疲れたというのが本音だろう。
母親から更に話を聞くと、どうやら沙耶はレギュラーメンバーでセッターをしていたそうで、チームのコーチも自宅まで来て引き止めたらしい。
でも、幼いころから変に気の利く沙耶は、口に出してこそ言わないが、家計のことを気にして「やっぱり止める」と言ったそうだ。
・・・
たかだか小学生の習い事に、月5万円以上の支出はやはりきつい。 もし離婚せずに一緒に暮らしていたとしても、やっぱり無理だったろうと思う。
しかし・・・しかしだ。 途中でチームを抜ける辛さは、自分も中学時代の転校で味わっている。 親の決めたことには逆らえないと、ぐれだしたのもそのせいだった。
沙耶の優しさが曲がってしまわない事を祈るばかりだ。 |
|