夕方6時半ごろ、携帯に突然沙耶からの着信があった。 電話を取るといきなり、「あのさーパパ、まだプレゼント届かんけど何時に着くん?」ときたもんだ。
今までは例年この日は『子供みこし』というお祭りの日と重なっているので、沙耶へのプレゼントはなるべく遅い時間帯を指定して送っていたのだった。
俺「そうだ沙耶、プレゼントと一緒に送ったお手紙にも書いておいたけど、お小遣い多めに送っておいたからね。パパ頑張ったんだから、無駄遣いしちゃ駄目だよ?」
沙耶「八王子のおじいちゃんからも1万円届いたから、無理せんでもよかったんに」
俺「良かったね、でもいっぺんに使っちゃわないで、またお金欲しくなった時のためにちゃんと取っとけばいいと思うよ?」
沙耶「そっかあ、やったら5000円ずつ使って、お年玉まで持たせる」
俺「うん、それいい考えだね。大事に使ってね」
沙耶「うん」
我が子ながらなかなか頭の回転が早い。 なんだか妙に感心してしまった。
夜になって今度はこちらから電話をかけなおすと、今度はちゃんとプレゼントが届いていた。
俺「ウォークマンの色、気に入ってもらえた?」
沙耶「うん、バッチリ。でもパソコンの使い方解らんから使えんよ」
俺「ああ、それなら、こないだ電話した時にママに面倒見てもらうように頼んどいたから、ママに見てもらって。」
沙耶「でもさー、悠里のと同じみたいに画面の大きいほうが良かったんに」
俺「そっかあ、でも、沙耶のウォークマン、FMも聞けるよ?」
沙耶「FMて何?」
俺「ラジオだよ」
沙耶「・・・」
どうやら沙耶は未だかつてラジオを聞いた事がないようだ・・・これも時代なのかな。
話は変わって、秋に会う予定の話になった。 原宿でのお買い物やディズニーランドへ行く予定を悠里には話していたのだけど、改めて沙耶に聞いたら、あらかたの内容は悠里から聞いていたようで、興味はディズニーランドより、もっぱらお買い物の方にあるようだった。
2年前だったか、魚津のミラージュランドに沙耶と二人だけで遊びに行ったことを思い出した。 しょぼい乗り物しかないのに、喜んで続けざまに何回も何回もおねだりして乗り続けていた沙耶の姿が思い出される。
どんどん成長していくんだね。 あの時、無駄遣いだと思いつつも沙耶のおねだりを聞いてあげて良かった。 思い出はお金じゃ買えないもんね。 |
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