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傷跡 2006年01月15日(日)

母親が顔を出しにやってきた。
前夜から同居人と何とか部屋を片付けた。

ちゃんと靴下をはいておこうと思ってたのに、忘れちゃってて、左足の傷を見られてしまった・・・
「あんた、その足どうしたの?」

親にはバイクの事故のことを知らせていない。
過剰な心配をされるのが嫌で、姉貴には口止めしておいたのに、密告されたようだ。
前回来た時には、包帯を見られて、
「あんた、これ何?」

前回の時も今回も、お茶を濁していたら、それ以上の事は聞かれなかった。
知っているのに知らん顔。
親の心子知らず、子の心親知らずという言葉があるけど、親心は少しは解る故、一層有り難味を感じた。

風呂に入ってじっくり見れば見るほど、左足が汚い。
スネの辺りが変色しちゃっている。
あちこちにクレーターが出来てて、まるで月面のようだよ。

しかし・・・やっぱり父親は来なかった。
頑固者の父は、同居人と暮らす俺の姿を、現実を、認めたくないのだろう。
父親は、昨年の夏チビたちが遊びに来た時に、沙耶が泣きながら「パパと一緒に暮らしたい」と言った台詞が身を切られるように切なかったと言った。

でもね、親父。
俺の方がずっとずっと痛いんだよ。
思い出しただけで、涙が出ちゃうんだよ。
だから、思い出さないようにしてるんだよ。

こうゆう事書くと同居人が悲しむじゃないか・・・
スマン。

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